こんばんは。ケロベス♭です。
4年半振りに発売された堀江由衣の新アルバム「文学少女の歌集」を聴き込んでいます。
アルバム発売が久し振りってことで気持ちが昂っているので、ブログに全曲解説みたいなことをやろうと思いつきました。
…が、音楽理論や楽典等専門知識はあまり無いので、「コメント」という体で失礼します。
歌詞カードが縦書きだったり、水でにじんだ模様だったり、オシャレですね。
写真も本人がうつっていない風景のものがあったりして、世界観の表現に一役買っていると思います。ジャケ写、特典ブックレット、歌詞カード、楽曲、その他諸々含めて一枚の「文学少女の歌集」っていう作品になっていますね。堀江由衣をまるごと楽しめるパッケージです。皆さん是非手に取ってみてください。
#1 光の海へ
このアルバムに限らず、堀江由衣さんのアルバムの1曲目は「堀江由衣さんの世界」に引き込む作りになっているんですよね。それでいてどの曲も柔らかい雰囲気に包まれているので、ぼくは堀江由衣さんの楽曲は「優しい」ものだと思っています。
今回は疾走感と透明感が表現されていて、文学少女の歌集はこういうアルバムだよ、堀江由衣の表現したい世界観はこれだよ、と示されていますね。4年半経ってもブレてない世界観の表現が心にぐっときました。
楽曲の構成自体もオーソドックスなもので、入っていきやすい曲だと思います。
#2 Sunflower
堀江由衣さん作詞曲。メロディだけ聴けばアルバム中盤に入っていてもおかしくないような曲だと感じました。ここに入ってくるってことは堀江由衣さんが作詞することでこのアルバムのコンセプトや全体の方向性を示しているんじゃないかなぁと思いました。
バックの音楽(シンセ音)でノれるようになったのは4年前後の間に別現場で遊んでたおかげですかね…w これめちゃめちゃ気持ちよくないですか?
1曲目で大まかな道筋が提示されて、2曲目で具体的なルート案内が出てさあ3曲目。
#3 朝顔
PVつきってことはこの曲がアルバムのリードですよね?やったぜ。
個人的には現段階で一番の推し曲です。マイナーアップテンポ堀江曲とかドンピシャすぎる。2番の深く深く胸に残る、「ねぇ」のところがツボです。跳びポイントあるのもポイント高い。
つべで公開された時、リリースもライヴもなかった3年8ヶ月の辛く苦しかった頃を思い出して泣きました。それだけ待たされて変なものや大したことのないものが出来上がったらどうしよう、とちょっとでも思ってしまった自分を殴りたいです。自分がイメージしていた堀江由衣像が完璧に提示されてきて、4年半経ってもこれをこうして表現できる推しとスタッフ陣信頼しかないわ。
Cメロ、「もしも君の目に新しい世界見えなくても/ちゃんと進んでるって心配しなくていいって だから今ほら」この歌詞が現状にハマりすぎて泣きました。5億点満点。
ラスト2行もズルいですね。今まで諦めなくて良かった。
作詞のキクイケタロウさん、調べてもほとんど何も出てこないんですが何者ですか。美味しいうどんごちそうしたいんでLINEください。
#4 never ever
これももっと終盤にあってもおかしくなさそうな曲調ですよね。これで楽曲並べはすんなりいったらしいからよくわからん。ぼくがわからないだけで堀江由衣さんの中ではしっかりイメージがあったってことですよね。ブラボー。
堀江由衣さんにしては珍しく失恋ソングですね。そういった内容から前の方に置かれたんでしょうか?曲調は明るいが歌詞は暗い。
#5 キミイロ
堀江由衣さんこんな曲も歌うの?!今回のアルバムで一番のサプライズかもしれない。発売までトレーラーが公開されなかった曲…隠してやがったな!!!!(GJ)
Bメロクラップ曲とかはじめてでな…でもこの感じならBメロクラップするのが楽しそうだね。クソEDM感がクセになる。サビ前無限に高まれるやつやんwww絶対ライヴで楽しいよこの曲!集会でやってくれるかなぁ。堀江現場でクラップとかどんな雰囲気になるんだろう。
作詞藤田咲さんの裏話とかも聞いてみたいですね…
#6 アシンメトリー
Kのタイアップ、既存曲。angelaっぽいなぁって曲。
しっかり馴染んでますね…すげえ。
既存曲なのでコメントは短め。
#7 夏の音を残して
純正バラード。堀江由衣さんの声質が際立ち引き立ちますね。バックの弦とピアノも綺麗で癒されます。
こういう曲はリウムも振らないでじっくり聴きたいですね~最後の一音まで堪能してからセレブレーションしたい。してくれ。
山崎寛子さん、秘密プロローグに続いてこういう神秘的な曲持ってきましたね。素晴らしいです。好きになりました。
Aメロおわりの半音下げからのアゴーギク的なテンポ下げも気持ち良いですね。
#8 この町の丘から
安心と信頼ののあさの-大川ライン。堀江由衣のイメージをつめこんだらしい詞、オシャレなメロディーライン、どちらも素敵です。バラードの次の曲ですっと入ってきますね。流れも美しいです。間奏の派手ではないがしっかりノれる感じも良い!
まぁでもこの曲の真骨頂はラスサビ後Cメロからのアウトロですね…堀江由衣さんの高音を堪能した後で、今まで全く出てこなかったラインに転調するのが化け物です。初見でゾクゾクしました。ここを生だとどう表現するのかめちゃめちゃ気になるんで歌って下さいお願いします何でもしますから…
#9 小さな勇気
小さじ一杯の勇気が小さな勇気になった(わけではなかった、特に踏襲したとかそういうのではなさそう)。歌詞はかなり前向きで、いつもの堀江由衣さんってかんじ。
この曲バンドアレンジとかしてみてもおもしろそうな気がする。そういう曲だけれども、堀江由衣さんの声の柔らかさが楽曲全体に「堀江由衣の世界観」を与えていて…何が言いたいのかわからなくなってきた。
そういえばなんか日向坂の曲と雰囲気似てる気がする。きのせいかもしれない。
#10 Stay With Me
既存曲。これもホント綺麗に収まってる。アシンメトリーもそうなんだけれども、小さくまとまった、という感じでは無くちゃんとアルバムのピースとしてハマっている感じ。よくまとめましたね…
またらーらーらするんじゃい。
#11 春夏秋冬
鬼才清竜人の最新作。クセは強くないけれども竜人節みたいなのは随所に感じられるし、詞がこじらせてるなぁって感じで好きですね。悔しいけれど認めざるを得ない、みたいな複雑な感情←
綺麗な「半永久的に愛してよ♡」って感じでしょうか。
Bメロ途中からの盛り上がりも、Cメロの音が消える・増えるところもいい感じですね。アウトロが綺麗。
サビ前イェッタイガー入るけど俺はやらないよ。入れてもあんまり気持ちよくなさそうな流れなので。
#12 単線パレード
ボーナストラックを除けばこの曲が最後。堀江由衣さんが作詞をしている2曲のうち1曲がここ。はじめとおわりに自分作詞の曲を持ってきて世界を構築するスタイル。
自身では「一人で生きていくよみたいな歌詞になっちゃったw」と冗談交じりに作詞エピソードを語られていて、油断してました。この曲は無理です。
ここからはオタクの曲解長文なので読み流して頂いて構わないんですが、今まで自分なりに道を歩いてきた過去に一瞬振り向いて、それを否定せず受け入れてこれからも進んでいくっていう歌詞ですよね。それはそれでラジオで語られてた内容なんで、この曲の歌詞をざっくり説明してください、って言ったらまぁそうなるんですが…w
まっすぐ聴けないオタクなので色々思いながら全曲聴いていたんですがw、ここでレーベル再編後の「スタートライン」に立った堀江由衣さんが昔の事を色々思い起こして、まぁいろいろあったんだけれどもじゃあ行こうか、ってタイミングで、「通り雨」と「遠い雷鳴」を自分自身の道とスタイルとで「重なる強い鼓動」と「勇気くれる鼓笛隊」で乗り越えていくんですよね。この勇気くれる鼓笛隊って我々劇団ほりえですよ。
そんな鼓笛隊が奏でるファンファーレ、この曲の最初から最後までずっと鳴り響いているんですよね。堀江さんはそのファンファーレを口ずさんだりしているし、手のなる方を目指して歩いてくれたりするんですよね。
ずっとずっと鳴り響いていたファンファーレから「もういいかい?」と問いかけられて、「準備はもういいよ」って返す堀江由衣さんですよこれ。
しかもこの曲がアルバムラストなわけで、「じゃあこれから一緒に歩いていくよ」っていうメッセージじゃないかなって思っちゃいました。アルバムはここで終わりなんですが私たちの道はまだ終わりじゃないんだよ、って示しているんですよ。
文章打ってるだけで泣いてきた。ずっとずっともうここじゃ輝けないよ、とかもう終わったな、とか思ったり話したりしてきたけれど全然そんなことなかった。時間が経って色々悲しい事もあったけれど、またこれから歩き出そうっていうんなら俺は全力でついてく。今までの事はなかったことには出来ないけれど、これからのことは頑張っていこう。
#13 Stand Up!(白猫アニバーサリーver)
ピコピコ系アレンジ。アルバムの雰囲気にもほどよくマッチしているし、歌詞の内容的にもこれから行こう!という感じで、この曲が無くてもアルバムが完成している感もあってまさにボーナストラックと言えそう。
以上です。音の感じが現代的(流行を取り入れ)+堀江由衣の世界観、という歴代アルバムの系譜を踏襲しつつ個性を出していてとても良いアルバムになっていると思います。ワーエンに続いて名盤がきましたね!
こんなキモ=オタク長文、メールやお手紙には書けないのでここで発散!!!!
あっそうそう
全曲聴きたいので冒険にまた出てください。
ニコ生で過去のライヴ映像一挙放送しているのは、ただアルバム販促の為だけにあるものではないと俺は思っているよ…