青き鼓動

好きなことについて言語化するブログ

イーハトーヴに芽吹く青葉をみた

SSAでのラストライブを終えて3ヶ月。

HOMEツアーPart2盛岡公演で奥野香耶さんの企画コーナーに涙してから6ヶ月。

もっと遡れば、解散発表がされてから約1年。

2019年6月8日、ぼくは盛岡に来ていました。

推しの声優が出るわけでもなく、推しのサッカークラブ・選手の応援のためでもない遠征はいつぶりでしょうかw

そんな旅の想い出を書き留めてみます。

 

 

思い出探し

今回はあまり観光する時間が取れなさそうな行程を選択したため、新しい思い出作りをするのではなく、今までの思い出探しの旅に出ることにしました。

駅前でチャグチャグ馬コを少し眺めた後、近くの駐輪場でレンタサイクルを借り、盛岡駅近郊を駆け巡ります。

 

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Part1の映像パート「花は咲く」にて奥野香耶さんが撮影されていた辺り

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URA奥野香耶パート冒頭の辺り(工事中でした)

同じくURA奥野香耶パートにおける店内映像部分、SSA公演OP映像の川のほとりは特定できず…ぐぬぬ

 

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岩手県民会館

自分自身Part2初参戦会場だったこともあり、ここでの公演(冒険)もよく覚えてます。外は雪も残っていて物凄く寒かったですが、とても温かい公演でした。

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CLUB CHANGE WAVE。地獄の入り口笑

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岩手銀行赤レンガ館


などなど。

どこも良い想い出です。

 

そうこうしているうちに開演時間が近付いたのでレンタサイクルを返却し、駅へ戻って東北本線に乗車しました。

 

会場にて

盛岡からふた駅、岩手飯岡駅から10分ほど歩いたところにある都南文化会館/キャラホール。

本日の公演は地元合唱団による定期公演会「イーハトーヴシンガーズ 定期公演vol.5」です。合唱の公演に参加するのは恐らく初めてです。

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会場前の植え込みには、数ヶ月前までよく顔を合わせていたオタクが複数名…来てるもんですねw

何で来たの?と深く訊き合うようことはしなかったのですが、ぼくと同じように思っていたオタクが多かったのかなぁ(だとしたらちょっと嬉しい)。暇だったから来た、っていうにはさすがにちょっと遠いですもんねw

 

まず会場に入ると「客層や雰囲気が違う」と感じましたね。20~30代男性中心の現場と、性別問わず幅広い年齢層で年配の方も多めの会場ともなればそりゃあ違って当たり前です。またこういったホールで自由席っていうのも声優ライブではなかなか無いですね。「我々はアウェーである、望まれた客層で無いかもしれないしあまり邪魔しては悪いかな、こっそりしよう」と思って上段端っこのほうのブロックに着席しました。

 

第1部の合唱は1曲目から勝利の行進(アイーダが)でコルダ3やガンバサポの心を思い出したりしていましたw

それはそれとして、「時の旅人」「流浪の民」など中学時代に音楽の授業で使われる曲が多く選曲されていて耳馴染みがあり、あまり合唱に深く関わった事の無いぼくでもとても楽しめましたね。

旅立ちの時〜Asian Dream Song〜やイーハトーヴの風はHOMEツアー盛岡公演でも歌われていた曲だったので、当時を思い出して懐かしい気持ちになりました。

 

第1部ラストの曲は言の葉(そんないいところで歌ってくれるなんて本当にありがたい!)。

演奏前、指揮者の太田代先生からお言葉が。記憶があいまいなのでざっくりの記述になりますが、

「アイドルのライブに来る人は我々の合唱なんて気にしないかもしれないけれど、やるからには全力を尽くそうという思いで盛岡公演に臨んだ。昼公演でスタンディングオベーションをくれて感動した。夜はもっと良い物を提供しようと思って練習した」

「WUGが解散したのでオフィシャルにこの曲を歌い続けられるのは我々だけ。5年10年50年経っても歌い続けたいし教科書に載るのもいいよね」

「それじゃあワグナーさんたち、"武器"を出してください」(ツイッターで持参して来てくださいとつぶやいていたがまさかワグナーブレードを出せと要求されるとはw)

「この光る棒で会場がいっぱいになるんです。2000本のペンライトの前で歌える合唱団なんて他にありませんよ」 

「アンコールでも歌うんでその時はよかったら一緒に歌って下さい」

これだけしっかり気持ちのこもった前説を聞くと、気持ちがぐっと入っていきますよね。お世辞抜きに、HOMEツアーに負けず劣らずの名演でした。謎の光る棒を持ちながら合唱団を応援する我々を追い出さないでくれてありがとうw

 

第2部はオーケストラ・ソリストを招いての演奏。ここでまさかパパゲーノや鳥さしの大将を回収できるとはね…これらは小学校時代の思い出の曲だったのでとても嬉しかったです。

1部もそうだったんですが、一般的にイメージするクラシックのコンサートとは違って曲間にちょっとした小芝居を挟んだり、会話の端々に出演者のメタネタをブチ込んできたり、とエンターテインメント感満載だったことが我々初参加者の心理的ハードルを下げることにつながって、非常に楽しい時間を過ごすことができましたね。また、こういうことをする合唱団だからこそWUGライブのステージで歌って、想いを引き継いでいってくれたのではないでしょうか。そういったご縁に恵まれたのもラッキーでハッピーでしたね。

 

第2部アンコール、宣言通り言の葉。

間奏で一瞬音がやんで「いやーためるなぁ」って余裕ぶっこいてきたらTUNAGOのイントロが流れてきて、頭がパニックになりました。いやぁやるか?!わざわざアレンジをして!この日に!盛岡のチャリティーで初披露された奥野香耶センター曲を解散後にこの盛岡の地でやる重さよ。ありがてぇな…

サビ部分、気がついたら振りコピしてました。目の前に奥野香耶さんは居なかったはずですが同じタイミングで手を出しましたし、近くにいた光る棒を振る人たちが推しと同じタイミングで手を出していたのは笑いました。みんな体にしみついてますねw

「TUNAGOは今日ここに来てくれた皆さんへのサプライズです。」と言って下さった太田代先生には本当に頭が上がりませんね…!

 

ワンコーラス歌われたTUNAGOから言の葉に戻った「WUGメドレー」を歌い上げたイーハトーヴシンガーズの面々が、アンコールも最後の曲になると曲に合わせてどんどん客席におりてきて一緒に歌ってるじゃないですか。いつもやってるんですかねこれ?おいおいWUGのライブか!

音楽に合わせて手拍子するだけでなく、ワグポーズをしてくるシンガーズのメンバーにワグポーズをし返したり、ハッカドール2号ちゃんのTシャツを着ているご婦人や4thツアーメンバーカラーTシャツを着ている妙齢の女性から爆レスもらったり、それはそれは楽しいアンコールでした。

 

終演アナウンスによるとお見送り会があるという。確かにホールを出るとロビーにて、出演された方が並んでお客さんを見送っている。いやいや想い出のパレードかw

本来の主役は貴方たちのはずなのに、我々を見るとワグポーズをしてくれる方がたくさんいらっしゃって、アウェーの我々を気遣ってくれる優しさが心にぐっときました。これがやさしく微笑むイーハトーヴの国の人か…!

Part1や3rdツアーTシャツを着ている方も居て、受け入れられた嬉しさ、ありがたさ、気恥ずかしさ、いろんな気持ちを込めながらワグポーズを返しました。

出口近くにてかやたんのお母さまやお姉さまとオタクたちが一緒に写真撮影したのはいささかやりすぎ感もありましたが、それもHOME故の、HOMEだからこそ為せる業か。特にこれといったトラブルも無く、笑顔でお別れしました。

 

 

打ち上げも多くの方とお話しさせて頂けて本当にありがたかったですね。そこで相互フォロワーさんのお顔を知れたり、新しい出会いがあったりして嬉しかったです。解散してからワグナーのフォロワーどんどん増えるの謎展開すぎておもしろい!

それにしてもさ、打ち上げ会場にオタクが17人くらいいて、緑推し3人くらいしかいなかったんだけど!どういうことなの!w

でもそれだけ、あの盛岡公演で心を打たれてまた来ようって思ったオタクが居たってことですよね。かやたんが蒔いた種が確実に芽吹いている、そう取りたくなる盛岡での夜でした。この日も全国各地で色々イベントがあったと思うけれど、今日ここに来てよかったと思った"神イベント"でした。実質WUGイベントとこじつけられちゃいそうな、意義の込められたものではありましたが、声優がいなくても一介の声優オタクがこれだけ楽しめる、高まれるんだとも感じましたw

自分たちのHOMEの公演でこれだけWUG関連のものを盛り込んで頂けて畏れ多いです。太田代先生、イーハトーヴシンガーズの皆様本当にありがとうございました。

 

 

余談、翌日は5部リーグを

翌日は朝から再び岩手飯岡駅に向かい、キャラホールとは線路を挟んで反対側にあるいわぎんスタジアムでサッカー観戦をしました。

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東北社会人1部リーグ 盛岡ゼブラ(白)vs富士クラブ2003(紫)

自然豊かな風景の中、ゆるい空気の流れる地域リーグの、全く関係の無いをぼけっとしながら観戦する。

最近は仕事の都合であまりこういった観戦ができていなかったので、充足感がわいてきました。またこういうのもやりたいね。

 

 

これで遠征のおおよそ全部!だいぶ長くなりましたね。

そもそもなぜこの公演に参加しようと思ったのか、を記してこの記事を締めましょう。

 

おわりに

今回の遠征を決めた際には、声優ユニットWUGの解散後、WUGがつないでいったものをみたかった、という点が一番大きかったです。特に推しである奥野香耶さんが蒔いた、他のものとはちょっと毛色の違う種がどうやって広がっていくのか、凄く興味がありました。

WUGの残り香を感じさせるような場所に足を運ぶことで想い出を振り返ることができますし、結果的に第二章のひとつの目標である「様々なオタ活を通してハッピーを探し求めていく」ことにもつながっていくんだなということを今回の盛岡遠征で確信しました。商業的には大成功したとは言えないかもしれないグループが一体何を残したのかをお金や時間、気持ちの続く限り追いかけてみようと思います。

もうユニットWUGが活動することは基本的に無いと思うので、彼女たちが残したものを多く見聞きしていって、自分もその一端を担えるようなことができたらこの上なく幸せですね。

 

 

思考を言語化するって大変だなぁ…まだまだ感情と理屈まぜこぜの文章じゃないとまとめきれないですね。(まぜこぜになってるから読み辛くなっているのは改善していきたいですね)

まぁでもこうやって文字にすることで自分自身の理解も深まるし、積極的に文字起こししていこう!とりあえず最低でも月イチペース!