ぼくにとってのサッカー界三大ヒーローの一人が今日、監督に就任した。
そのプレーと人柄、顔に惚れた人が監督に就任した。
長くガンバの中心選手としてプレーをし、タイトルも経験した彼が監督に就任した。
明日も朝早いんですが、気持ちが落ち着かなくて眠れる気配が皆無なので思っていることを記しておこうと思う。
ブログもちゃんと更新しないといけないしね…w
【前監督の解任について】
http://www.gamba-osaka.net/news/index/c/0/no/8126/
結局彼は何がやりたかったのでしょうか。血が青く染まる事も無く、最後まで形が見えないままの解任となりましたね。
昨シーズンまでの監督さんがペンペン草が生えなくなるくらいまで5年かけてブチ壊していってくれたガンバのアイデンティティを、攻撃に対する姿勢をちょっと改善してくれたことは良かったのですが、チーム状況が悪すぎてそのプラスもみえなくなっている状態です。
攻撃的にいきたい、と言っておきながら彼の口から攻撃に対するこだわりや手法について語られたことはほとんどなかったと思います(具体的に提示していた機会があったら教えてください、ぼくには思い出せません)。所詮その程度の信条だったのでしょう。
若手育成に定評がある、という下馬評でしたが蓋を開けてみれば補強要望ばかり。補強の用意ができてないフロントにも責任はありますが、苦しい台所事情でどうにかしようという様子も見えず。
チーム力を上げるといってメンバーを固定するも一向に成績も中身も向上せず、試合に出ているメンバーの疲弊が進み連戦で勝ち点を落とす。
何もしてなさそうな雰囲気しか感じ取れないハーフタイムコメント、何も期待できなさそうな試合後コメント。
気に食わないところは108まであるぞってくらいいろいろでてきますね←
自由にプレーすること自体は悪いことでは無い。ただここ何年かでサッカーが論理と再現性を求める戦術的なゲームになっていく中で、トレンドを追わずに勝とうっていうのなら並々ならぬクオリティが要求がなされるもので…相手が色々準備して戦ってくる中で何も道筋を示さ(せ)ず、フィールドに11人置いてあとはよろしく、ではどんなスーペルな選手並べても厳しいですよ。
攻撃もできない、守備もできない、戦術的に何かを仕込めた訳でもない、若手を育てられるわけでもない、という人が解任されるのは必定でしたね。
個人的には元々大して期待してなかったんですが、今年残留して終わるくらいまではやってくれると思ってたので残念でした。色眼鏡で見られやすい立場なんだし結果残してほしかったですが。まぁそもそもその結果が残せなくて日本を去った人でしたか。
上がり目が無い 何も仕込めない監督の存在価値よ…
— ケロベス♭ (@mia_cynthia) April 25, 2018
【新監督について】
顔が良い。言葉選びが良い。アタッキングサッカーに対する熱意を感じるのが良い。攻撃のパターンを仕込めるのが良い。
昨年から見ていてのざっくりとしたいいところがこれです。
なんとなーくU23を見ていた時の印象ですが、守備を仕込める監督ではないなと思います。残留争いをしているクラブの監督としては厳しいかもしれませんが、トップチームはそこまで守備が崩壊している訳ではないですし、ツネ自身に全く何もないわけではないので全く何もない現状と比べれば少しはマシになるんじゃないかなぁと思っています。
逆に攻撃面は色々仕込んでくる監督なので、それを浸透させる時間が無いのが辛い所です。チーム状況が良くないので、今までU23で重用していた選手を抜擢する可能性は大いにあると思います。ここにきて泉澤と矢島を出したのが響いてきますね…不本意かもしれませんがツネの下でプレーしていたので、輝けるチャンスがきたかもしれなかった…
ウインドウは空いているのでツネチョイスの補強もあるでしょうか。中断明け以降出番を得られていない中原を呼び戻す可能性も…ってそれはぼくが中原みたいだけですね。すみません。
もちろんJ3とJ1ではいろいろなもの・ことが違うので…理想と現実をどう按排していくのかがポイントになりそうです。5時間、一体何を話したのだろ
【ユースとU23について】
正直ここに影響が出るのが申し訳ないし、辛い。
アカデミーもクラブという生き物の一部なわけでして。アカデミーのトップがコロコロ変わるようでは若い子たちに与える影響も心配になってきますね。
今は小さな影響におさまるかもしれないけれど3年後、5年後に大きく響いてきたりするのできついです。
方針や育成姿勢、トレーニング等はブレずにやれればいいのですが…アカデミー本部長様やダイレクターにがんばってもらうしかないですね。
(奥野くんのツイートは心強い限りです。応援するぞ。)
【12年との違い】
12年は監督のチョイスをミスしたことが最後まで響きましたね。得点自体は取れるのですが失点が先行するので苦しい時間帯が多く、なかなか波に乗れないなぁという記憶があります。
今年は得点が取れないなかで失点してしまうケースが多く、また別の苦しみを味わっている印象です。それだけでなく夏の補強もどうやらダメそう、立ち返れる原点もない、ダントツ降格枠も居ない、となるとなかなかに厳しい道のりが待っていそうです。
16位なら入れ替え戦もあるので最悪そこでもいい、というのは気休めですね。
宮本監督がどれだけやれるかで心持ちが変わってきそうです。前監督が放任主義を極めていたので、ある程度型を用意するんじゃないかなと予想しています(監督が交代した時に違った方針を示すことってよくありますよね、何か月か前の日本代表みたいに)。松波さんとちがってJ3とはいえ1種での指導経験があることがどう出てくるでしょうか?
今のところ、ぼく自身はあの年よりやれそうな気でいます。
【フロントに対して思うところ】
正直ここで一番の切り札を使ってしまうか、といった気持ちが強いです。
現状ガンバOBの中で一番監督として期待できる人を、シーズン途中の中途半端な時期に起用する。もったいなさすぎる。上手くいかなかった時に松波さんの二の舞になってしまうんじゃないか、という思いもある。そういったところまで考えて就任要請したのでしょうか?
まぁだからといってこのタイミングで火中の栗を拾ってくれる人なんてなかなか居ないですよね。もうちょっと育てたかったなぁ。もっといいタイミングで使いたかった。
ツネ監督誕生はあと3年くらい待ちたい(個人の感想です)
— ケロベス♭ (@mia_cynthia) August 16, 2017
目先の結果を出す以外の所にどれだけ思考が向けられているのでしょうか。
選手もそうだけど、監督・コーチ含めた現場スタッフ、そして背広組、アカデミー、地元とのつながり、いろいろなものを育てていかないといけないですよね。
大変な仕事ではあると思いますが信念・理念を持ってやってほしいと思います。
また同じ轍を踏まないように…
【おわりに】
自分にとってのヒーローが強い決意を持ってやっていくのなら応援する以外の選択肢は無い。いちファンとしてついてくだけなんすわ。
意味の分からんこといってる他サポはブロック!w
ここで切り札を使ったからには何が何でも残留しなくてはいけない。
あの時も考えうる中で一番の切り札を使って原点回帰を図ったが、残留を果たせなかったから守備を強化しようなんていう戯言に皆心を許してしまった。
今年は(できれば攻撃をして)残留を果たし、「やっぱり俺たちはこれなんだ」っていうものを確立していかないとガンバに未来は無いと思います。失った大切なものを取り戻して、また面白くて美しくて強いガンバが見られるように。
嬉しいはずの監督就任ですがそれだけではない複雑な感情が渦巻いているのを感じます。だからまだ眠れないのかもしれません。
がんばってねます。おやすみなさい。
明日からはきっとバラ色の未来が待っていると信じて。